片付け前にまず撮影!罹災証明書の手続き手順


画像:PIXTA

災害で住まいが損害を被ったとき、まずやらなければいけないことが「罹災(りさい)証明書(り災証明書)」の申請手続きです。元の生活に戻りたいといち早く片付けや修理にとりかかりたいと考える方は多いかもしれません。ですが、片付けより前に「写真撮影」が必要なのです。この一手間が、災害支援や保険金などのお金に直結します。今回は、罹災証明書についてとその入手方法、申請に必要な写真の撮影方法をご紹介します。

「罹災証明書」とは?どんなときに必要?

罹災証明書とは、暴風、竜巻、豪雨、豪雪、崖崩れ、地震、津波、高潮などの災害に遭い、建物が被害を受けたとき、その被害の程度や状況を証明する書類のことです。

災害の被害に遭ったときには、当面の生活費や住宅などを再建するための資金が必要になります。そんなときのために、「被災者生活再建支援制度」「住宅の応急修理」「災害援護資金」などといった公的支援が設けられています。そしてこれらの支援を受けるには、被害程度を証明する罹災証明書が必要になってくるのです。
被害の程度には「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」などがあり、その程度によって受けられる支援が決まります。

そのほかにも被災者は、所得税の申告期限の延長や住民税納税の猶予、社会保険料の減免などが受けられますが、これにも罹災証明書が必要になります。各種損害保険手続きや他の災害見舞金の受給手続きに必要となることもあります。

このように罹災証明書は、支援を受ける際に必要となる重要な書類です。自然災害などの被害に遭ったときは、必ず入手するようにしましょう。

「罹災証明書」をどうやって入手する?

手続き前に自分に必要な証明書を確認する

罹災証明書を入手するには、自然災害の場合は市区町村の担当部署に申請します。ただし火災による被害を受けた場合は消防署へ申請します。

ここでは、自然災害に遭ったときの罹災証明書の入手方法についてご紹介します。

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