2023年のエルニーニョ現象はいつから影響を受ける
気象庁では2023年7月までにエルニーニョ現象が発生する確率が70%、8月までに発生する確率が80%と予想しています。
引用:気象庁「08月の気温」
引用:気象庁「エルニーニョ監視速報(No.368)」※5/12現在
2023年夏は冷夏になりやすいエルニーニョ現象が始まる可能性が高いものの、気象庁の季節予報によると、8月の平年気温は平年並みの確率が40%、平年より高い確率が40%となっており、今年の夏は暑くなると予想されています。
エルニーニョ現象が発生すると冷夏になりやすい傾向にありますが、必ずしもすぐに日本の気象に影響するとは限りません。
エルニーニョ現象が発生して気象・気候に影響を与えるまでにはタイムラグが発生する場合があります。
また、夏に高温をもたらすと言われるラニーニャ現象が2021年秋から2023年春まで続いたことも、長期予報で今年の夏が暑いと予想されている理由のひとつです。
2014年春~2016年春に発生したエルニーニョ現象の際も、2014年はエルニーニョ現象による天候への影響は見られませんでした。
ただし、急速にエルニーニョ現象が進んで今年の夏に影響を与える可能性もゼロとは言えないため、エルニーニョ現象による影響も想定しておきましょう。
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