秋台風には5つの降水パターンがある!特徴的な秋台風の雨に備えるポイント

秋雨前線を刺激することによる降水

画像説明:2018年台風24号の地上天気図、気象衛星画像(赤外)、日降水量分布図(解析雨量)=左から=。秋雨前線の北側にあたる西日本~東日本の広い範囲で大雨が降ったことがわかる(右の図の赤線の範囲内=筆者加筆)。気象庁災害時自然現象報告書 2019 年第 3 号より引用

日本付近に秋雨前線があると、台風からの湿った風が日本付近に停滞している秋雨前線を刺激して豪雨をもたらします。

遠く離れた台風の湿った風がもたらすという点では地形効果による降水と同じです。しかし、秋雨前線の場合は山地・平野部に関係なく広い範囲で豪雨になりやすい特徴があります。

台風本体による3つの降水パターン

画像説明:台風により雨が多く降る場所の分布。気象庁「台風に伴う雨の特性」より引用

台風が日本付近に接近すると、台風本体を取り巻く雨雲がかかりはじめます。台風本体による降水パターンには、台風の外側から外側降雨帯、内側降雨帯、目の壁雲の3種類があります。

この3つの降雨帯は集中豪雨や竜巻などをもたらしますが、台風は中心に近づくほど風が強くなるため、特に台風の目を覆っている目の壁雲は激しい暴風雨をもたらします。
目の壁雲とは、雲のない台風の目の周辺を壁のように取り囲んでいる発達した積乱雲のことです。

台風の風は台風の中心付近に向かって吹いており、中心に近いほど気圧が低く風を吹き込む力が強いため、台風の中心付近ほど風が強まります。また、台風の中心付近に集まった風は行き場がなくなり強制的に上昇流となるため、発達した積乱雲が発生しやすくなります。

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