津波警報を知る手段と警報後に取るべき行動について

写真:PIXTA

津波から命を守るには「正しい行動」を!

海に囲まれた日本では、地震により津波が発生することで沿岸部に大きな被害をもたらすことがあります。地震発生から津波が到達するまでにはタイムラグがありますが、津波から命を守るためには、地震発生直後に正しい行動を取る必要があります。

津波が予想される場合に発表される津波警報などの情報をいち早く収集し、取るべき行動を判断することが重要です。

この記事では、津波警報を知る手段や警報後の取るべき行動、日ごろからの心がまえについて解説します。

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津波警報・注意報の種類と目的

津波警報とは、地震の発生により沿岸で津波が予想される場合に気象庁が発表する警報の一種です。津波警報を発表することで対象区域の住民の避難を促し、被害を最小限に抑えます。

気象庁は、予想される津波の高さに応じて「津波注意報」「津波警報」「大津波警報」の3種類を発表しています。下の表をご覧ください。

参考:気象庁「津波警報・注意報の種類」

このうち、「大津波警報」は危険度が非常に高い特別警報に分類されています。

気象庁では、地震発生後の約3分(日本近海で発生した地震のうち、精度の良い震源位置やマグニチュードが迅速に求められる場合は約2分)を目標に、全国66区域にわけた津波予報区に対して津波警報の第一報を発表しています。

また、M(マグニチュード)が8を超えるような巨大地震については津波の規模を正確に把握するまでに時間を要します。そのため、その海域において最大級の津波を想定し、波の高さを数値ではなく「巨大」や「高い」と表し、非常事態であることを大津波警報で発表します。その後、正確な地震の規模がわかった時点で予想される波の高さを5段階であらためて発表しています。

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