乳幼児のいる家庭の参考に!保育園の防災訓練でやってること

誰が一番早いかな? 頭を守るダンゴムシポーズ

地震の際にはテーブルの下へといわれますが、実際には身を隠す場所がなかったり頭を守るものがなかったりすることも多いですよね。そういうときに良いのが「ダンゴムシポーズ」です。この遊びでは、頭を手で隠しながら体を小さく丸め、ダンゴムシのポーズを取ります。「1、2の3で、ダンゴムシ!!」と声をかけて、誰が一番早くダンゴムシポーズをとれるか競争します。ゲーム形式にして家族みんなでやれば、盛り上がります。

バラバラになると危ないときにロープの中に飛び込むゲーム

屋外で災害にあったときは特に、家族が一緒に安全を確保することが大切です。普段から「ママのところに集まれー!」とかけ声をかけたり、ロープなどで範囲を区切って「この中に入って!」と声をかけたりして、一か所に集まる練習を遊び感覚で行っておきましょう。縄跳び遊びをするときに、縄を丸くして地面において、みんなで飛び込む遊びをするのも集まる練習になります。

走り回ると危険なときに。忍者に変身、抜き足差し足忍び足

「おさない・かけない・しゃべらない・もどらない・ちかづかない」の頭文字を取った「お・か・し・も・ち」という防災ワードがあります。未就学の子どもに災害時の混乱の中で「走らない」を守らせるのは難しいこともあります。そんなときのために「忍者遊び」がおすすめです。忍び足の忍者の真似をして、周りに注意してゆっくり歩く遊びをすることで、災害時に走らない練習になります。

まとめ

保育園にとって防災訓練は義務付けられたものであると同時に、子どもたちの命を守るために欠かせない行事です。日々成長する園児に合わせて毎月定期的に万が一に備えています。防災のためには保護者との連携がとても大切です。家庭でも園でも、いざというときにすぐ動けるよう、防災に対する意識を高めておきたいものです。

<執筆者プロフィル>

相原里紗(あいはらりさ)

保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰

早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。1歳、3歳の男子育児に奮闘中。

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