賞味期限切れはいつまで食べられる? 目安や消費期限との違いを解説

写真:PIXTA

非常食として買った食品は、普段はしまい込んでおくことが多いので、気づいたら賞味期限が切れていた、ということが起きがちです。
非常食に限らず賞味期限が過ぎてしまった食品は諦めて捨てるしかないのでしょうか? 実はそうとも限りません。賞味期限切れ食品を食べた経験がある人も多いと思うので、少しぐらい期限を過ぎても大丈夫という実感はありますよね。では、期限切れ食品はいつ頃まで食べられるのでしょうか。

この記事では、賞味期限の決まり方から、期限切れ食品が食べられる期間の目安、賞味期限切れを起こさない工夫までを紹介します。

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賞味期限の決まり方

加工食品の期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。すべての加工食品には、商品の特性に応じて消費期限または賞味期限のどちらかを表示することが義務付けられています。

「消費期限」は、定められている通り保存した場合に、腐敗やそのほか品質の劣化に伴い安全性を欠くおそれがないと認められる期限を示す年月日のこと。つまり、「この日までなら安全に食べられるという期限」です。消費期限が表示されている食品は、品質の劣化が急速に進む食品です。たとえば、弁当や調理パン、総菜、生菓子、食肉などが挙げられます。消費期限が過ぎた食品については食べないようにしてください。

「賞味期限」は、定められているとおり保存した場合において、期待されるすべての品質が十分に保持できると認められる期限を示す年月日のこと。つまり、「この期限内であればおいしく食べられる」ということです。賞味期限が表示されている食品は、品質の劣化が比較的穏やかな食品です。たとえば、スナック菓子、即席めん類、缶詰や乳製品などが挙げられます。非常食に表示されているのは、賞味期限のほうですね。
食品によっては、期限を過ぎても品質が保持されている場合もあります。賞味期限を過ぎてしまった食品がすぐに食べられなくなるわけではないので、その食品が食べられるかどうかは消費者個人の判断になります。

また例外として、賞味期限を表示する義務がなかったり、省略してもよいとされる食品があります。例えば、品質の劣化が極めて少ないとされているアイスクリームやチューインガム、砂糖や食塩など。野菜類や果物は加工食品ではないため賞味期限の表示義務はありません。

賞味期限切れ食品の食べられる期間の目安

賞味期限は、一定の環境で保存された場合に品質が保持される最大の期限に、1以下の安全係数をかけて決められますが、試験で得られた期限に、0.8以上1以下の係数を掛けて算出することが推奨されています。

たとえば品質が保持される期間が製造から100日間なら、そこに安全係数0.8を掛けて「製造から80日後」を賞味期限に設定します。この場合なら、賞味期限が過ぎても20日間なら問題なく食べられるということになります。

しかし、商品パッケージを見ただけでは安全係数はわかりません。さらに製造年月日の表示義務はないため、消費者が「賞味期限は過ぎたけれどあと何日間なら安全に食べられる」と判断するのは難しいです。メーカーは、消費者から問い合わせがあれば、期限設定の根拠についてなるべく答えるようにするとされていますが、個別の食品について各メーカーに問い合わせをするのはあまり現実的ではありません。

やはり、食品の状態を観察したり臭いをかいだりなどして、食べられるか否かを消費者自身が判断するほかなさそうです。賞味期限を大幅に過ぎてしまった場合は食べないほうが安全かもしれません。

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