竜巻によって発生する柱状の雲の名前は?

答え:B

竜巻により発生する柱状の雲は、「漏斗雲」と呼ばれます。漏斗雲は強い上昇流による渦巻きに伴い発生し、建物の倒壊や車の横転などの大きな被害をもたらします。

竜巻を発生させる積乱雲は、「寒冷前線」か「寒気移流」が原因となって発達しますが、それぞれ竜巻の発生場所や注意点が異なります。

天気図上では青い線で表されるのが「寒冷前線」です。寒冷前線による竜巻は、日本中どこでも発生する可能性がありますが、内陸や海沿いでは特に注意が必要です。天気予報で雨となっている時間帯は特に竜巻に注意しましょう。

もう一方の「寒気移流」とは、寒気を伴った冷たい空気が流れ込んでくることをいいます。寒気移流による竜巻は、主に日本海側でのみ発生します。これは、寒気移流により発達した積乱雲には、日本海側で雨や雪を降らせると消滅するという特徴があるためです。不安定な天気となり、いきなり積乱雲が接近することがあるため、晴れ間にも突然竜巻となる可能性があることを覚えておきましょう。

(参考記事)

【気象予報士が解説】11月に起こりやすい「突風・竜巻」に注意

〈執筆者プロフィル〉
nagi フリーランスライター

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