富士山は噴火する? 被害の範囲や噴火の歴史を紹介

写真:PIXTA

日本の災害リスクの一つに火山の噴火があり、近年では1991年に雲仙普賢岳、2014年に御嶽山で大きな噴火が発生し、人的被害をもたらしました。

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富士山は「監視・観測体制の充実が必要な火山」の1つ

現在、日本には111の活火山がありますが、そのうち「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として50の火山が選定されており、その中に富士山が含まれています。

「富士山の噴火がこわい」「富士山が噴火したら大きな被害が出る」といわれていますが、過去にどのような被害をもたらし、そして現在どれくらいのリスクがあるのでしょうか。

今回は富士山の噴火の歴史や予想されている被害の範囲、備えるポイントなどを紹介します。

富士山噴火の歴史

有史以降の富士山噴火の歴史をまとめました。まずはご覧ください。

参考:気象庁「 富士山 有史以降の火山活動」

※スコリアー噴火により火口から噴出した溶岩流を除く噴出物の総称
※軽石―溶岩が急冷する際にガスが噴出してできた小さな穴がたくさんある岩石

1707年の大噴火は宝永大噴火と呼ばれており、この噴火は日本最大級の地震である宝永地震の49日後に始まっています。

宝永大噴火では、江戸市中まで多量の火山灰を降下させ、川崎でも5cm積もったと記録があります。噴火の1〜2か月前から有感地震が増え、十数日前から地震活動が活発化していることも特徴です。

なお、宝永大噴火以降は富士山で大規模な火山活動は起こっていませんが、江戸時代から昭和にかけて、火口からガスや水蒸気がゆるやかに放出される噴気活動が発生しています。

噴火の間隔は数百年ほどあくこともあります。例えば1083年から1435年までは噴火の記録がなく、1707年の宝永大噴火以降も噴火の発生はありません。

富士山噴火の可能性

富士山は過去に何度も噴火を繰り返していますが、ここ300年程は平穏な状態を保っています。

これまで活発に活動してきた活火山であることから現在は異例な状態であり、富士山はいつ噴火をしても不思議ではない状態といえるでしょう。しかしながら、地震と一緒で噴火がいつ発生するかを正確に予想することはできません。

一方で気象庁は富士山噴火の監視体制を整えており、日別地震回数や活動経過グラフなどの公開を行っています。1707年の宝永大噴火前にも地震活動が活発になったことから、噴火の前には何らかの予兆がみられる可能性もあるでしょう。

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