保存水が体に悪いはうそ! 普通の水との違いを解説

保存水に含まれる添加物

ミネラルウォーター類には、品質を安定させるためにカルシウムなどを添加することが認められています。

添加物が含まれているかいないかは、商品のラベルで確認することができます。ミネラルウォーター類にはいくつかの分類があり、保存水もこれに準じています。

品名が「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」となっているものは、原材料に特定の原水を使用しており、ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の加工は施されていません。「富士の天然水」のように商品名などに地名が表記されているもの、天然水・自然水と書いてあるものは、こちらに含まれます。

「ミネラルウォーター」となっているものは、原水をブレンドしたり、ミネラル成分を調整したりしているものを指しています。ミネラル成分を添加している場合には、原材料名に「塩化カルシウム」、「炭酸水素ナトリウム」などの記載があります。

ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の、紫外線殺菌などを行っている水もこちらに分類されますが、そうした処理が行われているからといって、体に悪いわけではありません。

原材料名は水のみで、栄養成分表示にはカルシウムやマグネシウムなどの含有量が記載されているのであれば、もともとの原水に含まれているミネラル成分であるとわかります。

カルシウムやナトリウム、マグネシウムなどのミネラル成分は、私たちが生きる上で欠かせない栄養素でもあり、水を口にしたときに「おいしい」と感じる決め手にもなります。

そのほかの飲用に適した水は「ボトルドウォーター」という分類です。赤ちゃんのミルクのミネラルバランスを崩さないようにと、ミネラル成分を取り除いた純水(ピュアウォーター)は、ボトルドウォーターに該当します。

水道水を利用したペットボトルの水も、ボトルドウォーターです。日本の水道水は安全性が高いことから、備蓄用として製造する自治体が増えています。

保存水と普通の水の違い

保存水は、原水のろ過や殺菌、ペットボトルに充填する工程、容器の厚さや梱包用の段ボール資材などにさまざまな工夫を施して、長期保存に対応した製品です。具体的な製造方法はメーカーにより異なりますが、普通の水との違いとしては、次のような点があげられます。

・ろ過など、殺菌処理の工程を通常よりも増やし、念入りに行っている

・加熱殺菌した水が熱いうちにペットボトルに詰め、加熱充填をしている

・品質保持のために、通常よりも厚みのあるペットボトルを使用している

・ほこりや害虫の進入をふせぐために、段ボール箱に取っ手となる穴をつけない

・保存期間は長期保存の検証などを踏まえて設定している

保存水の製造方法や品質管理については、公式サイトなどで情報を公開しているメーカーもあります。いざというときに安心して口にできる保存水を選びたい方は、確認してみると良いでしょう。

ペットボトルの材質・厚み

前述しましたが、ペットボトルの材質はポリエチレンテレフタレート(PET)で、保存水の容器にもPETが用いられていますが、一般的なものとは厚さが違います。最近では、環境に配慮した薄くやわらかいペットボトルを採用している商品が増えていますが、炭酸飲料やホット飲料には、耐久性のある厚手のペットボトルが用いられています。保存水も加熱充填などの処理に耐えられるように、また品質保持のために、厚みのあるペットボトルが採用されています。

成分

ミネラルウォーター類には、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が含まれていることが多いですが、その含有量は商品によって異なります。ミネラル成分が多い水ほど硬度が高くなりますが、日本で採取される水はWHOのガイドラインで軟水に分類される硬度60mg/L未満のものが多く、市販されている保存水も軟水が多いです。なお、ミネラル成分を取り除いて硬度0に近づけた純水(ピュアウォーター)の保存水も販売されています。

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