ヒートアイランドで都市の乾燥化が止まらない!どうすればいい?

ヒートアイランドで乾燥化が進む理由とは

ヒートアイランドでの乾燥化は、気温の上昇が大きく影響しています。気象庁で用いられている空気の乾燥具合を示す「相対湿度」とは、「空気中に含むことができる水蒸気量(飽和水蒸気量)に対し、実際に含まれている水蒸気の割合」を示します。

相対湿度は以下の計算式で求められます。

「相対湿度=水蒸気量/飽和水蒸気量」

飽和水蒸気量は気温によって異なり、気温が高いほど大きくなります。

例えば、気温が25℃なら1㎥あたりの空気中に最大で約23.0gの水蒸気量を含めますが、30℃になると最大で約30gの水蒸気量を含めるというものです。

仮にもともと空気1㎥あたりに20gの水蒸気があったとします。

このケースだと気温25℃なら湿度は「20g÷23g(飽和水蒸気量)×100%=約87%」ですが、気温30℃なら湿度は「20g÷30(飽和水蒸気量)×100%=約67%」になります。

気温が5℃上昇するだけで湿度が20%も下がることになります。

「気温が上がると湿度も上がるのでは?」と思われるかもしれません。
晴れた日の早朝をイメージするとわかりやすいですが、気温が下がる早朝に窓や車が結露していることがあります。

これは気温の低下と共に飽和水蒸気量も低下(湿度が上昇)し、やがて湿度が100%を越えることによって、空気中の水蒸気が水として出現したというわけです。

このようにもともと存在する水蒸気量が変わらなければ、「気温が上がると湿度は下がり、気温が下がると湿度は上がる」という性質があります。

また、植物には蒸散といって水蒸気を放出する働きがありますが、都市化によって植物が少なくなると蒸散が行われなくなり、空気中の水蒸気量そのものが減少して乾燥化が進みます。

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