もし噴火が起きたら? 避難方法と避難のタイミング

噴火予報が出ている火山の見方

噴火警報や予報が出ている火山の情報は、気象庁の噴火警報・予報ページから確認できます。

気象庁「噴火警報・予報」https://www.jma.go.jp/jp/volcano/

 

このページでは、警報・予報の種類、キーワード、火山名、発表日時などの情報が出てきます。

キーワードの欄に「噴火警戒レベル4以上」もしくは「居住地域厳重警戒」が出ているときは、人が住んでいる地域に重大な影響が出る可能性があるため、火口から近い居住区にいる場合は避難準備や避難をしなければなりません。

 

「噴火警戒レベル2以上」「火口周辺危険」などが表示されている場合も、今後火山の活動が活発になってレベルが引き上げられる可能性があるので、こまめに情報を確認して火山の状態に注意しましょう。

火山ハザードマップを活用しよう

火山ハザードマップは、噴火によって被害が予想される地域の自治体が独自に発行しているものです。

各自治体のホームページで公開されていますが、全国の火山ハザードマップの情報を集めているサイト「火山ハザードマップデータベース(防災科学技術研究所)」がわかりやすいのでお薦めです。

 

例として、以下は熊本県が公開している阿蘇山のハザードマップです。

画像引用:阿蘇市役所「阿蘇山火山防災マップ」

http://www.city.aso.kumamoto.jp/files/uploads/2014/10/volcano_disaster_prevention_map.pdf

 

このマップでは、阿蘇山が噴火警戒レベル4~5のときに予想される噴火被害の種類や範囲を示しています。

噴石、火砕流(マップ内では火災サージ)、溶岩流などは命に関わるため、これらの影響が予想される範囲にいる場合は、ただちに命を守る行動を取らなければなりません。

居住地域の火山ハザードマップを確認して、どんな噴火被害が及ぶ可能性があるのか、事前に確認しておきましょう。

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