大型台風から家族を守る!

台風が直撃する前に必要な準備は?


画像:PIXTA

台風の接近が予想されているときは、まずは雨や風の影響が何日の何時にどれくらいあるのか、大まかに把握しておきましょう。そのうえで自分や家族の命を守るための行動をする必要があります。

大まかに把握するのに役に立つのが、全般気象情報です。
参考:気象庁「全般気象情報」

ここでは台風に関する最新の情報がチェックできて、大雨・洪水・暴風・波浪の影響を受けやすい時間帯が3時間ごとに示されます。

引用:気象庁「平成30年 台風第24号に関する情報 第63号」

住んでいる地域に土砂災害や水害のリスクがある場合、大雨・洪水・暴風・波浪・高潮の危険度が黄色になる前には避難準備を終わらせ、いつでも避難できるように備えておく必要があります。そしてリアルタイムで情報を得られるようテレビ、ラジオ等も準備してください。


引用:気象庁「危険度の高まりに応じて段階的に発表される防災気象情報とその利活用」

台風が接近する段階から停電するケースも多く、停電すると情報収集に欠かせないパソコンやスマホが使えなくなる可能性があります。現状や今後の見通しを知るために、また家族や知人と連絡を取るためにもモバイルバッテリーや蓄電器などは必須です。非常用持ち出し用品のリスト化を含めて事前に準備をしてください。台風シーズンは気温が高いため飲み水も多めに用意しておきましょう。

台風が直撃している最中にやってはいけないこと


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台風が直撃している最中に絶対にしてはいけないことにも言及します。それは、家や避難所から外に出ることです。決して外に出てはいけません。

「すごい物音がした」「浸水が気になる」など、台風が接近しているときは外の様子が気になるものです。しかし、風向きによっては玄関の戸を開けた瞬間に勢いよく戸が開き、バランスを崩して転倒することや、暴風による飛散物によってけがをすることがあります。
飛散物によって窓ガラスが割れる場合もあるので、家や避難所にいる場合は窓から離れた場所で過ごしてください。

また、浸水や停電によってエレベーターが停止する場合もあるので、マンション居住者はエレベーターではなく階段を使うようにしてください。

まとめ

台風から身を守るためには、台風情報を正しく読み解くことが大事です。台風1つひとつに性格があり、予想しないような被害をもたらすこともあります。台風の強さや大きさにこだわらず、台風が接近する際は最大限に備えてください。最後にもう1点、お伝えしておきます。台風の接近で災害が起こると予想はできても、発生する災害については台風が過ぎ去ってみないと分かりません。知らなかったでは済まないことが多数あります。1つひとつの台風に対し、警戒を怠ってはならないという意識をもちましょう。

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