小麦 卵 乳…食物アレルギーの災害対応とレシピ

加工食品は必ず原材料を確認

加工食品はアレルギー表示とともに、原材料表示もしっかりと確認しましょう。思いがけないものに特定原材料等が使用されている場合があるためです。「棒々鶏(バンバンジー)のドレッシングにピーナツが使用されていた」といったケースです。

安全に食べられる量を把握し、混入に注意

食物アレルギーは、人によって程度も症状も様々です。担当医に、コンタミネーション(微量の混入)は問題ないか、調理器具の共有は問題ないかなどを事前に確認しておきましょう。災害時にはごく限られた食材や調理器具しかありません。それらが食べることができるかどうかを判断する重要な情報になります。

 

食物アレルギーがあると、食べものの配布があっても食べられるものがないこともありえます。そんなときに備えて、「小麦・卵・乳アレルギー」に対応したレシピを4つ紹介します。主食系の非常食を活用し、衛生面にも配慮したものです。

主食系の非常食を活用したアレルギー対応レシピ4つ

ポリ袋を使って調理する際は、耐熱性の「高密度ポリエチレン(HDPE)」製のものを使用しましょう。

まず、基本のご飯の炊き方です。

ポリ袋で炊く基本のご飯

材料(1人分):

生米 1/2合(75g)

水 1/2カップ(100cc)

 

作り方:

(1)ポリ袋に生米を入れる。そこに少量の水(分量外)を入れ、もみ洗いしたら、水を捨てる。

(2)分量の水(1/2カップ)を入れ、30分ほど浸水させる。

(3)袋の中の空気を抜いて、口を縛る。お湯の沸いた鍋の中に入れて、弱火で20分間加熱する。

(4)火を止め、そのまま10分蒸らして完成させる。

 

ポイント:

基本のご飯の炊き方はぜひ押さえておきましょう。ポリ袋で炊くと、そのまま器によそって食べることができますから、洗う手間や水の節約になります。たくさん炊くときも、1人分ずつ小分けにして調理するのがお勧めです。

加熱する際は、ポリ袋が鍋底に直接当たらないよう、鍋底に耐熱皿を敷いておきましょう。

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