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日本では、頻繁に起きる土砂災害によって多くの命が奪われています。命を失うことを免れても、家や家財道具などが被害を受けることもあります。
土砂災害に見舞われるリスクを減らすためにはその原因や前兆、身を守るための情報や行動を正しく理解する必要があります。土砂災害について詳しく知り、自分や大切な人の身の安全を確保しましょう。
土砂災害が起こる原因
土砂災害とは、土砂の移動によって被害を受ける災害です。
土砂が移動する要因として、
・大雨が降り、水分を含んだ重みを持った土砂が滑り落ちる
・地震によって天然ダムの決壊や山体崩壊が起こって土砂が滑り落ちる
・噴火によって溶岩流、山体崩壊が起こって土砂が滑り落ちる
などがあります。
土砂災害は起伏が激しい土地で起こりやすい特徴があります。国土の約7割を山地や丘陵地が占める日本では、年間に1,000件以上の土砂災害が発生しています。
地震や火山による土砂災害は予測が難しいですが、大雨による土砂災害は気象情報を活用することで注意を払い、警戒することはできます。
土砂災害の前兆
土砂災害には、がけ崩れ・土石流・地滑りがあります。土砂災害は前兆を伴う場合が多く、前兆が見られる場合は早めの避難が必要です。
それぞれの土砂災害の特徴・前兆は次の通りです。
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