大災害の備え 個人でできるポイントを専門家に聞く

私が現在、実践している自宅でできるコロナ下の対策を紹介します。

①自宅に帰り、玄関のドアを開ける

②玄関に設置している扇風機を最強にして外に向け、玄関でエアシャワー

③髪や衣服についたほこりやウイルスを「毛ばたき+静電気」で落とす

④コートや上着は玄関で脱ぐ

⑤すぐに「手洗い」「うがい」「洗顔」。洗顔は目の粘膜からの感染を危惧してのことです。

⑥気になるところには、アルコールスプレー

⑦部屋はビニール製のカーテンで仕切り、簡易個室に(住まいへのウイルス拡散抑制や、万が一家族が感染者や自宅待機者となった場合の簡易隔離の効果=写真)

(花崎さん提供)

 

――読者に伝えておきたいことがあればお願いします。

 

今は「あたらしい防災の在り方」を考える時期になってきているかもしれません。

高齢化により地域や家族の在り方が大きく変わってきた中で、一人住まいも増加しています。「自分でできる、人に頼らない防災のイメージ」を考え、無理のない、自分スタイルで取り組んでください。

 

地震について調べたい場合は、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」に入り、自分の住まいや職場の予想される災害について調べてみてください。数百メートルメッシュでの「地震ハザードカルテ」が取り出せます。また最新の防災研究の成果を見ることができます。

また気象庁や国土交通省、内閣府のサイトには、それぞれ専門的な内容が、理解しやすいように工夫を凝らして提案されています。

 

まとめ

今回の取材で、時代の変化に合わせて防災への取り組み方も変える必要があるということを実感しました。特に地震は予測ができないからこそ、そのときの状況に応じて最適な行動ができるよう、知識を身に付けておきたいと思います。

災害をただ怖がるだけでなく、時代の流れやコロナ禍における状況の変化なども意識して普段から周りの人と話しあい、いざというときの準備を万全に整えておきたいですね。

 

<取材協力>

花崎哲司(はなざきさとし)

防災教育研究会かがわ座長、国立研究開発法人防災科学技術研究所災害過程研究部門客員研究員。多様な視点からの障害者防災、高齢者防災、マンション防災を研究、バリアフリーな防災社会をめざす。

 

<執筆者プロフィル>

松本果歩

フリーランスライター

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS