暴風、雪崩をもたらすことも!知っておこうメイストーム

メイストーム
画像:PIXTA

ニュースや天気予報などで「メイストーム」という言葉を聞いたことはありませんか?
5月ごろの気象には、メイストームと呼ばれる春の嵐があります。メイストームは大雨や暴風、猛吹雪などをもたらし、台風以上の威力になることもあります。
この記事では、春から初夏に気をつけたいメイストームのメカニズムや、防災について紹介します。

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「メイストーム」とは「春の嵐」のこと

メイストームの「メイ」はMay(5月)、「ストーム」はStorm(嵐)のことです。直訳すると「5月の嵐」のことですが、一般的には3月から5月にかけて発生する春の嵐を、メイストームと呼んでいます。

メイストームをもたらすのは「温帯低気圧」と呼ばれる低気圧です。温帯低気圧そのものは季節を問わずあり、珍しくはありません。しかし3月から5月に日本にやってくる温帯低気圧には急速に発達するものもあり、それが台風並みの強さになることもあります。この発達した温帯低気圧によってもたらされる大雨・暴風などの荒れた天気が、メイストームなのです。

ちなみに「メイストーム」という名称には意外と長い歴史があります。1954年5月8日に黄海で発生した低気圧に、初めて使われました。

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