水害時に長靴はNG?役立つのは滑らず、脱げない靴!

「ウォーターシューズ」はどうか?

安全靴が良いのなら、「ウォーターシューズ」でも良いのではと思う人もいるでしょう。ウォーターシューズとは、海や川などで遊ぶときに履く、水はけがよくて、滑りにくいタイプの靴のことです。「マリンシューズ」や「アクアシューズ」とも呼ばれます。
しかし、ウォーターシューズは、あくまでも水中をゆっくり歩いて遊んだり、水辺を散策したり、つまりアクティビティーを快適に楽しむために作られた靴です。安全靴などと比べて、軽量で靴底が薄いため、水害で避難するようなときに履けば、石やガラスが靴底を破り、けがをする恐れがあります。

あってうれしい「セーフティインソール」

避難時には安全靴を、とオススメしてきましたが、それでも、家族全員分の安全靴が普段、家の中にゴロゴロあるのは嫌だし、スペースもない、という方もいらっしゃるでしょう。そんな方には防災向けの「セーフティインソール」というものもあります。

薄い鋼板素材などでできていて、普段使いの靴の中に敷けば、水害などで避難するときに、とがったガラスや鉄くずなどを踏んでしまっても、このソールで止まって、足を守ってくれます。

男性用や女性用、子ども用などがあり、価格は1,000円~2,000円程度です。そんなに高くないので防災用として用意しやすいと思います。

災害用に安心できる靴を準備しておく

いろいろ、説明してきましたが、一番指摘したいのは、いざ水が膝上まできてしまったときには、靴選びの失敗が命取りになるということです。梅雨や台風の季節が来る前に、家族全員の分の、しっかりした防災用の靴をそろえておきましょう。

<執筆者プロフイル>
山本泉
フリーライター
大手学習塾、介護職などを経てフリーライターへ。2児の子育てにも奮闘中。趣味は読書、ピアノ。役立つ情報を分かりやすく丁寧に、を心がけている。

<関連する記事はこちら>
便利でユニーク!100均「セリア」の防災グッズ6選

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS