自宅バーベキューが防災訓練になる!BBQプロが語るポイント

明かりについて

―災害時には電気がストップすることも珍しくありません。ランタンはどういったものを用意しておくとよいのでしょうか?

ランタンは周囲を明るくするために使う大きめのものと、手元を照らすための小さめの2種類を用意しておくとよいです。

―なぜ2種類必要なのでしょう?

理由は虫よけです。虫は一番明るいところに集まってくる習性があります。大きめのランタンに虫をおびき寄せれば、虫を自分たちから遠ざけることができます。特に食事の際に虫が寄ってくると厄介ですよね。一方で食事を照らす光も必要ですから、2種類のランタンが必要なのです。


画像:PIXTA

―どういったランタンがオススメですか?

電球が切れる心配のないガスタイプも人気ですが、LEDのおかげで、乾電池を使うタイプでも高寿命でかつ明かりも長持ちするようになりました。乾電池ならラジオなど他の用途にも使えますので、備蓄しておきやすいですよね。それと明かりといえば、ヘッドライトも便利です。両手が使えるので作業がしやすく、トイレに行く時にも大変役立ちます。高価なものでなくても良いので、家族全員分用意しておくことをオススメします。

備蓄食材の扱いについて

―バーベキューでの経験の一つひとつが、いざという時の判断につながるわけですね。

そうなんです。だから、防災用の備蓄食材を、普段のアウトドア活動で使って循環させていくことも大事です。

―賞味期限の古い順に消費し、その分を新たに買い足して一定量を保つ「ローリングストック方式」ですね。

ただ備蓄するのではなく、日頃からどれくらいの水や食事が必要になるのかがわかっていれば、備える量についても正しく把握できます。また、循環させていれば、賞味期限が切れる心配もない。備蓄食材を実際にアウトドアで調理することで、どんな料理を用意できるかもわかります。だから防災訓練になるのです。

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