猛暑日に熱帯夜…8月の熱中症対策はここに注意!


画像:PIXTA

8月は熱中症患者数が特に多い月です。2020年度(令和2年度)は8月だけで約4万人もの人が熱中症によって緊急搬送されています。地球温暖化の影響で日本でも年々気温が上昇しており、今後はさらに熱中症のリスクが高まることが懸念されます。
今回は、8月の熱中症対策で特に注意したいポイントを紹介します。

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8月に熱中症が増えるのはなぜ?

8月に熱中症のリスクが高まる3つの理由を説明しましょう。

猛暑日と熱帯夜

8月は1年を通してもっとも気温が高く、35℃以上の猛暑日になる日もあります。熱中症による緊急搬送は猛暑日になると急激に増加します。

また日中晴れて日差しが照り付けると、熱がこもり、夜になっても部屋の温度が下がりにくくなります。
特に最低気温が25℃以上の熱帯夜の日は寝苦しく、夜間や寝ているときにも熱中症になるリスクがあります。

高湿度

8月の夏空をもたらす「太平洋高気圧」は海育ちの高気圧なので、空気中に多くの水分を含んでいます。そのため、晴れても湿度が高い特徴があります。
気温が上がると人は汗をかき、汗を蒸発させることによって体を冷やします。しかし8月は湿度が高いため、汗をかいても蒸発させることができず、体内に熱がこもりやすくなります。この点も熱中症のリスクにつながります。

風の弱さ

扇風機をつけると涼しいと感じるように、気温が高くても風が吹けば体感温度は下がります。しかし、太平洋高気圧には風が弱いという性質もあります。気温・湿度に加えて風の弱さも、熱中症のリスクを高めています。

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