子どもと一緒に考えて備えよう!自由研究で学ぶ防災


画像:PIXTA

子どもの自由研究で防災にまつわる分野が注目されています。台風や水害など大規模な自然災害が相次ぐなか、家族で話し合うきっかけになるからのようです。今回は小学校低学年の自由研究に関して、前半でテーマ選びのコツを、後半では防災に関するアイデアを4つ紹介します。

自由研究で楽しくテーマを選ぶコツ

自由研究の起こりは戦後まもない1947年にさかのぼります。もともとは、児童の自発的活動を促すために、児童が各自の興味と能力に応じて活動をする時間だったそうです。昔も今も子どもが主体的に取り組むところに変わりありません。

とはいえ、テーマ選びは難しいですね。そこでテーマ選びのヒントをいくつかお伝えします。

まずは子どもの遊びをみてください。
どんな遊びをしていますか。そして、何を使った遊びが好きでしょうか。外でとにかく体を動かすのが好きというタイプもいますし、室内にいておもちゃで遊ぶのが好きというタイプもいます。

次に子どもの会話を思い浮かべてください。親や大人が尋ねた問いに答えたものではなくて、子ども同士や自分から話し始めたことの方がいいですね。学校のこと、友だちのこと、スポーツ選手、テレビ番組や漫画のキャラクター、公園の遊具のこと。どんなものを話題にしているでしょうか。

そして、子どもの視線の先にあるものを見てください。子どもがテレビやゲーム、本を見ているとき、どこに注目しているでしょうか。

こんなふうに子どもの日常生活を別角度から見てみると、このテーマなら子どもが関心をもって取り組めそうだ、できそうだというものが見つかるかもしれません。

きっかけづくりも大切!興味のヒントをちりばめよう

そんな悠長なことはできないという切羽詰まった事情なら、親がテーマを決め、子どもが関心をもてるよう働きかけるのも一つの手段です。今年は防災!ということであれば、子どもへの働きかけとして以下のような方法があります。

  • 災害や防災関連のニュースがあったときに親子で話題にする
  • 防災に関する本や新聞記事などを子どもが見つけやすく手に取りやすいところに置いておいたり、読んできかせたりする
  • 子どもの目の前で備蓄品ストックを見直したり、買い足したりする
  • 子どもを防災体験施設などに連れていく

まず親が興味関心の土台を作り、子どもが興味をもてそうなら自由研究にするという順序で取り組めるといいですね。

防災テーマでやってみよう!自由研究4選

ここからは子どもの好きなものやタイプ別に、防災をテーマにした自由研究のアイデアを提案します。子どもの好きなものを「×」で示しました。

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