9月に気をつけたい防災キーワード「暴風・高波」!

「風が吹きやすい場所」「台風が遠いときの波」には特に注意

暴風災害は、特に屋外にいる場合、被害を受けやすくなります。風は地形の影響を大きく受けるため、周囲に障害物がない山の尾根や岬、海峡や入り江、谷などで、風が強まります。また建物が周囲にあると、「ビル風」と呼ばれる強風が生じます。
台風が近づいている時などこのような風が強まりやすい場所には近づかないようにしてください。

高波で注意すべきなのは、高波被害が暴風被害よりも先行して発生しやすい点です。海上にある台風の暴風で高波が発生してうねりとなり、台風より早く海岸付近に伝播するためです。台風が接近する数日前から高波が押し寄せてくることもあります。
台風そのものは遠くにあるため、好天で風が弱いことも多いので油断しがちです。実際、台風に伴う高波で命を落とす人は毎年のようにいます。

台風が遠くにあるときに発生した高波による水難事故は、台風災害としてはカウントされません。そのため、大雨や暴風に比べると危機意識は薄れがちです。9月はまだ海のレジャーも盛んです。台風が遠方にある場合でもサーフィンや釣り、海水浴などのレジャーには十分に注意が必要です。

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