住宅ローン返済中に被災…!ローンは、家はどうなるの?

住宅ローンを返済できない場合「被災ローン減免制度」が選択肢に

住宅ローン返済中のAさんは、洪水によって自宅が被災してしまいました。
・家族構成:夫婦と子ども2人
・世帯年収:600万円
・住宅ローン残高:2,000万円
・災害:大雨による洪水で、この災害は「災害救助法」が適用された
・自宅の被災状況:全壊。公的支援制度や保険金だけでは費用が足りず、住宅ローンを返済しながらの建て直しは不可能

住宅が全壊してしまった場合、住宅再建費用は大きな金額になります。そのため、新たに住宅ローンを組まなければならないケースも多いでしょう。
しかしAさんの場合、全壊した住宅のローンも残っているため、新たなローンを組めば、2つのローンを返済しなければならない「二重債務問題」に直面します。

このように、災害救助法の適用された災害によって住宅が大きく損害を受けた場合で、さらに住宅ローンを返済できない場合は、「被災ローン減免制度(正式名称:自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン)」の利用を検討しましょう。
被災ローン減免制度は、Aさんのように二重債務によって生活の再スタートが困難になることを回避する目的で作られた救済措置です。

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