12月に気をつけたい防災キーワード「暴風雪」!

暴風雪から身を守るためには

暴風雪には以下のような災害のリスクがあります。

・吹雪による視界不良
・吹きだまりによる車の走行不能
・暴風による飛散物
・停電 など

特に車の運転は非常に危険です。暴風雪が発生すると、雪で視界が白一色になって方向・高度・地形などが認識できなくなるホワイトアウト現象が発生し、事故のリスクが高まります。
また雪の吹きだまりに車が入ると、発進できなくなり走行不能に陥ることもあります。

ほかにも、暴風で飛散物が当たってケガをする可能性や停電が発生するケースもあります。

暴風雪警報が発表されているときや予想されているときは、車での外出をなるべく控えて暴風雪が落ち着くまで自宅で過ごすようにしましょう。
また停電に備えて、ポータルブル電源や発電機の用意をはじめ、防災グッズの確認もしておく必要があります。

積雪や降雪量の情報は気象庁の「現在の雪」(https://www.jma.go.jp/bosai/snow/#zoom:6/lat:33.385586/lon:140.119629/colordepth:deep/elements:snowd)や「アメダス」(https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.525/137.021/&elem=snow&contents=amedas&interval=60)で把握できます。
道路の状況を把握するためには国土交通省の「全国のライブカメラ」(https://www.mlit.go.jp/road/bosai/LIVEcamera.html)が便利です。
やむを得ず車を運転する必要があるときは雪の状況を確認し、できるだけ積雪が少ない道を通るようにしてください。

運転をしていて危険を感じたときは、無理をせずスーパーやコンビニの駐車場など安全が確保できる場所に車を停めて、暴風雪が落ち着くのを待ちましょう。

<執筆者プロフィル>
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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