1月に気をつけたい防災キーワード「2種類の大雪」!

1月は大雪災害が多い時期です。特に日本海側では連日のように大雪が降ります。そんな1月に気をつけたい防災キーワードはこちら!

「2種類の大雪」

日本海側にもたらされる大雪には、「里雪型」と「山雪型」の2種類があります。大雪の種類によって災害が起きやすい場所も変わります。
大雪災害に備えるためにも、大雪の種類の違いや正しい知識を身につけましょう。

こちらの記事もおすすめ!→前もって準備!大雪に備える行動&持ち物チェックリスト

 

「里雪型」「山雪型」 2種類の大雪の特徴

里雪型と山雪型の大雪は、どちらも西高東低の気圧配置がもたらします。西高東低の気圧配置とは、天気図を見たときに西に高気圧、東に低気圧があり、等圧線が縦縞になっている状態です。
里雪型と山雪型の違いは天気図の等圧線の形から判断します。

里雪型の大雪とは?

里雪型は、等圧線の形状が袋のように広がったり湾曲したりするのが特徴です。

(画像引用:気象庁「日々の天気図」2011年1月15日https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/hibiten/2011/1101.pdf

こんな風に等圧線が湾曲する理由は「日本海に、天気図には表せない低気圧が発生」しているためです。

この低気圧は上空の強い寒気が原因で作られます。低気圧は日本海に発達した雪雲を作ります。この雪雲は日本海側に流れ込み、沿岸に近い平野部で大雪をもたらすのが特徴です。
沿岸部で雪を降らせた雪雲は山に到着するころにはパワーダウンするため、山間部では相対的に雪が少なくなります。また、風が比較的弱いのも特徴です。
人口が多い平野部(里)で大雪になることから「里雪型」と呼ばれています。

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