「霜」被害は冬より春に多い!遅霜で気を付けるポイント

遅霜に関する気象情報

遅霜に関する気象情報として以下の3つがあります。

・注意報
・季節予報
・早期天候情報

それぞれ見るべきポイントを紹介します。

注意報

遅霜に関する注意報として「霜注意報」があります。

霜注意報は、霜により被害が発生する恐れがあると予想したときに発表されます。霜注意報の発表基準は地域によって異なります。時期も気温も違います。そのため、住んでいる地域の霜注意報の発表基準を確認しておく必要があります。

たとえば、東京都中央区の霜注意報の発表基準は「4月10日~5月15日 最低気温2℃以下」です。これが愛媛県松山市だと「3月20日以降の晩霜 最低気温3℃以下」になります。

季節予報

気象庁による「季節予報」は、1か月間や3か月間といった期間全体の大まかな天候を3つの階級に分ける予報です。

地域名の下の数値は、左から「平年より低い・平均・高い」の各確率を表しています。
たとえば、4月の季節予報の気温が「60.30.10」と記載されているとします。この場合は、平均より気温が低い確率は60%、平年並みの確率は30%、平年より気温が高い確率は10%となります。
この場合、4月の気温が平年以下の低さになる確率は60%となり、いつもの4月に比べてかなり寒くなることが予想されます。
平年より気温が低いということは、平年よりも寒波が強いことを意味します。遅霜が起こる可能性も高くなると予想できるので、被害への備えも早いうちから行うことができます。

早期天候情報

「早期天候情報」は、情報発表日(毎週月・木曜日)の6日後から14日後までを対象とし、5日間平均気温が「かなり高い」、もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上になると予想される場合に、気象庁から発表されます。

3~4月に早期天候情報で平均気温が低いと発表があった場合、強い寒波が1~2週間以内にやってくると予想されます。遅霜が起きる可能性も高くなると予想できるので、遅霜への備えを早めに行えます。

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