塩害に備えるために
塩害は海岸線からの距離が近ければ近いほど発生しやすくなります。
また、海風が届く範囲なら塩害が発生するので、海岸線から3~7kmほどの内陸でも塩害に注意しなければなりません。台風や暴風並みの風が吹く低気圧が接近すると、さらに内陸まで被害が及ぶこともあります。
このような塩害に対し、備える方法として2つ紹介します。
1.天気予報から塩害を予想する
塩害に対する警報や注意報はありませんが、塩害へ備えるには、以下の注意報・警報が参考になります。
これらの警報注意報が発令されていて、天気予報で「海から陸に向かう風向」や「雨が少ない予想になっている」場合は、塩害のリスクがさらに高まると判断できます。
2.事前に農作物や植物に塩害対策をしておく
塩害が予想されるときは、以下の対策があります。
・収穫できる作物は荒天の前に早期収穫する
・園芸植物はできるだけ屋内に移動させるか、風が当たらない場所に置く
また費用はかかりますが、風雨が当たらないように作物をビニールハウスで栽培するのも対策の一つです。
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