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夏は海に川に山にと野外レジャーが盛んな季節です。しかし、楽しい野外レジャーにはさまざまな気象災害のリスクがあり、場所によって備えるポイントは変わります。
レジャーシーズンを前に、今一度災害リスクや備えるポイントを確認しておきましょう。
今回は、海・川・山それぞれの防災のポイントを紹介します。
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海のレジャーの災害リスクと備えるポイント
夏の海のレジャーの災害リスクとして、遠方にある台風の影響で高波災害があります。
この季節の高波は「土用波(どようなみ)」とも呼ばれ、通常の数倍程度の高波が押し寄せてきます。
土用波の怖いところは、晴れて風が穏やかでも高波が襲ってくることです。事前に悪天候が予想されていれば、海のレジャーを控えたり、注意を払ったりすることもできます。しかし、天気がよくて風も弱いと高波に対する警戒心が弱くなるため、釣り人や海水浴客が急な高波にさらわれるという事故につながります。
夏の高波災害に備えるポイントは主に3つあります。
① 太平洋上に台風がないか、チェックする
② 天気予報の波の高さに「うねり」というワードがないか、チェックする
③ ライフジャケットを着用する
土用波は台風から1,000km以上離れているところにも影響します。太平洋上に台風がある場合は、高波が来る可能性が高いと言えます。
天気予報の波の高さに「うねり」という言葉が出てくる場合も要注意です。このような条件にあるときは、海のレジャーは控えたほうがよいでしょう。
また、海の波は潮流や地形の影響なども重なって非常に複雑なため、台風の影響がなくても急な高波が発生することもあります。最悪の場合も想定し、海のレジャーを楽しむときはライフジャケットを着用しましょう。
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