災害で自宅から避難となったら!家を出る前に必ずやっておくこと

画像:PIXTA

被災して自宅を離れて避難をすることを決めたとき、普段外出するときと同じように家を出てはいけません。しっかりポイントをおさえておかないと、火災や空き巣など、さらなる被害に遭う可能性もあるんです。避難で家を長期間離れるその前にやっておくべきポイントをまとめました。
ただし、災害時にはまずは身の安全を守ることが第一。危険が身に迫った状況ならすぐに安全な場所に避難することが基本です。ここにまとめたポイントは、災害が発生した後、身の回りや家屋の状況に気を配れる程度に余裕を持って避難できる場合におさえておきたい事柄です。

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火災を発生させないために

まずは、現在自宅内で火がくすぶっていたりしないか確認します。身の危険を感じるほどの炎が上がっていたら真っ先にその場から離れて避難を開始してください。そうでなければ、安全を確保しながら消火器やバケツにくんだ水で消火しましょう。

火災の発生がないことがわかったら、次の2点のチェックを忘れずに行います。

ブレーカーを落とす

家を離れる際に停電していたとしても、ブレーカーは落としてから避難しましょう。ブレーカーを落とさずにいると、「通電火災」が起こる可能性があります。
通電火災とは、停電から復旧したときに発生する火災のこと。スイッチの入った状態のストーブなどが倒れた状態で通電が再開すると、接していた物が過熱して出火することがあります。電線が切れている場合、ショートして出火することもあります。

ガスの元栓を締め

ガスが止まって使えない状態でも、コンロやストーブなどのガス機器に付いている栓を締め、さらにガスメーターの元栓を締めてから家を離れましょう。
自宅のガス機器や自宅敷地内のガス管が破損していると、ガスの供給が再開したときにガス漏れを起こし、爆発する危険があります。破損がないように見えても目に見えないところで壊れていることもあります。
ガスメーターの機種によっては、震度5程度以上の地震を感知すると自動でガスを遮断し、復帰操作をするまで遮断したままにする機能が付いているものもあります。しかし避難で長期間家から離れる場合は、元栓を締めておく方が安心です。

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