史上最速の梅雨明け!熱中症に特に注意!【再掲載】

熱中症の対策の鍵となる暑さ指数「WBGT」

熱中症は気温が高ければ高いほど、また湿度が高ければ高いほどリスクが高まります。
熱中症になりやすい気象条件かどうかの参考になるのが、「WBGT」と呼ばれる暑さ指数です。WBGTは「気温」「湿度」「輻射熱(ふくしゃねつ)※」を取り入れた指数です。

「※輻射熱とは、日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱です。温度が高い物からはたくさん出ます」(引用:環境省―「熱中症予防情報サイト」―「暑さ指数について学ぼう」よりhttps://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_lp.php

環境省(https://www.wbgt.env.go.jp/)や各気象会社では、このWBGTを基に熱中症予防情報を提供しています。

WBGTの数値と、日常生活での行動の指針は以下のとおりです。

※1 28以上31未満、※2 25以上28未満
(引用:環境省―「熱中症予防情報サイト」―「暑さ指数(WBGT)について」https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

環境省の調査によると、WBGTが28を超えると熱中症患者が急増するという結果が出ています。

前述のとおり、梅雨明け直後は暑さに慣れていないため、暑さ指数が低くても熱中症のリスクがあります。不安に感じる場合は指針だけで行動を決めるのではなく、少しやりすぎでも構わないので体の負担が減るように熱中症対策をしてください。

湿度が高いと熱中症になりやすい理由

ちなみに「気温が高いと熱中症になりやすいのは分かるけど、湿度が高くても熱中症になりやすいのはなぜ?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。

人間は体が熱くなると汗をかき、汗を蒸発させることで体温を下げています。暑い日に水をまくと涼しくなるのと同じ原理です。

洗濯物をイメージしてみましょう。湿度が低く空気が乾いていれば洗濯物は乾きやすいですが、湿度が高くて空気が湿っているとなかなか乾きません。
それと同じように、湿度が低いと汗は簡単に蒸発しますが、湿度が高いと汗が蒸発せず、体から熱が放出されにくくなります。そのため、湿度が高いと熱中症になりやすいわけです。

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