活用しよう台風情報!見るべきは進路予報と暴風域に入る確率

台風への備えは台風情報を活用しよう

台風情報を活用して正しく備えることで台風の被害を最小限に抑えることができます。
台風情報にはさまざまな種類がありますが、特に重要になるのは以下の2つです。

・台風の進路予報の見方とポイント
・暴風域に入る確率の見方とポイント

台風の進路予報の見方とポイント

出典:気象庁「台風経路図」(2022年7月3日分)

気象庁の「台風経路図」(台風の進路予想)は、台風・熱帯低気圧の実況や進路予想を120時間先まで行います。

台風の進路予想では3つの円や色が使われています。
それぞれの色と意味は次のとおりです。

・白い破線の円:予報円(台風の中心に入る可能性がある場所)
・赤い円:暴風域(25m/秒以上の暴風が吹いている範囲)
・黄色の円:強風域(15m/秒以上の強風が吹いている範囲)
・赤線の囲み:暴風警戒域(暴風域に入る可能性がある場所)

出典:気象庁「台風情報

台風の進路予想を見たときに、自分の住んでいる地域が予報円と暴風警戒域に入っている場合は、台風の中心が接近する可能性や暴風域に入る可能性が高いので注意が必要です。

また、進路予想を見るときは予報円の大きさにも注目してください。
予報円の大きさと台風の進路には次のような関係があります。

・予報円が大きい:台風の進路が定まっていない
・予報円が小さい:台風の進路が定まっている

予報円が大きいということは、台風の目が入る予想のエリアが大きいということなので、どこに台風が行くか正確に予想ができていないことを意味します。
なお台風の目とは、台風中心の雲が少なく風が弱い領域です。台風の目の周辺にはアイウォールと呼ばれる発達した壁のような積乱雲があり、台風で一番雨や風が強くなる場所になります。

また台風の速度も不確定なので、スピードがアップして予想よりも早く接近する恐れもあります。

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