夏から秋にかけて風水害に要警戒です!注意点と防災のポイント


写真:PIXTA

日本では毎年のようにさまざまな気象災害が発生しています。気象災害の中でも特に多いのが風水害です。夏から秋にかけては台風や秋雨前線による大雨、集中豪雨などが発生しやすく、風水害への注意・警戒がいっそう必要です。

この記事では、風水害の発生原因や地域によってリスクが高い災害、備えるポイントなどについて解説します。

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風水害とは

自然災害は、大きく「気象災害」と「地震・火山災害」に分けられます。

気象災害の中でも、強い雨や強い風などによっておこる災害を「風水害」と呼びます。

日本における主な風水害は次のとおりです。

・洪水
・内水氾濫(浸水)
・高潮
・土砂災害
・竜巻

強い雨によって発生する浸水・洪水・土砂災害などをはじめ、強い風がもたらす高波や高潮災害なども風水害に分類されます。気象が原因で発生する災害の多くは風水害です。

また、発達した積乱雲による竜巻なども風水害に該当します。雪による災害は「雪害」と呼ばれ、風水害には該当しません。

住んでいる地域によって、起こりやすい風水害の種類は異なります。風水害の正しい知識を身につけ、災害リスクに応じた防災対策をしましょう。

風水害をもたらす気象現象とは

風水害は、以下のようにさまざまな気象現象が原因で発生します。

・梅雨前線
・台風
・秋雨前線
・低気圧
・大気が不安定

下の表は、2017年以降に発生した風水害とその種類をまとめたものです。

出典:内閣府「令和4年防災白書(PDF版)」附14-16を元に著者作成 

風水害の原因の多くは台風や梅雨前線、秋雨前線などです。暴風、突風などの風害は、ほとんど台風が原因です。梅雨前線や秋雨前線による風水害の場合、台風に比べると被害が長期化しやすい特徴があります。

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