キキクルならリアルタイムでわかる!見方と防災につなげるコツ


写真:PIXTA

日本では毎年のように豪雨災害が発生しています。台風、梅雨前線、秋雨前線、低気圧など、大雨をもたらす気象現象もさまざまです。
気象災害から命を守るために必要なのは、気象災害への正しい知識を持ち、気象庁や自治体が発表する気象情報・避難情報を上手に活用することです。
特に、リアルタイムの災害リスクを知ることができる防災情報の「キキクル」は、避難の判断に役立ちます。
この記事では、キキクルの見方や防災につなげるコツなどを紹介します。

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キキクルとは

キキクルは、気象庁がネットで提供している防災情報で、丸いアイコンをクリックすることで「土砂災害」「浸水害」「洪水害」のリアルタイムの危険度がわかります。アイコンはPCでは画面右上、スマホでは画面下にあります。キキクルという名称には、「危機が来る」という意味があり、気象災害のリスクや避難の判断などに使えます。

キキクルは、過去20年以上のデータに基づいてさまざまな基準を設定しています。たとえば、洪水警報においては、「流域雨量指数がこの数値を超えると洪水災害が発生してもおかしくない」という値をベースにしています。

キキクルでは、危険度に応じてマップが色づけされます。

(出典:気象庁「キキクル(危険度分布)- 土砂災害」2022年7月23日13時10分
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/

・白色:今後の情報に留意
・黄色:注意(警戒レベル2)
・赤色:警戒(警戒レベル3)
・紫色:危険(警戒レベル4)
・黒色:災害切迫(警戒レベル5)

キキクルを確認して、「住んでいるところが赤色なら避難準備」、「住んでいるところが紫色なら避難」のように、色(警戒レベル)に応じて避難の準備やタイミングを判断することができます。

キキクルの通知サービス

キキクルの「警戒レベル4」以上の情報を得るには、気象庁のサイトページを確認するほかに、「通知サービス」を活用する方法もあります。

以下のサービスでは、登録した地域が警戒レベル4以上になった際にスマートフォンのアプリやメールでリアルタイムに知らせてくれます。

・「PREP」(アールシーソリューション株式会社)
・「特務機関NERV防災」(ゲヒルン株式会社)
・「お天気JAPAN」(株式会社島津ビジネスシステムズ)
・「大雨災害危険度メール」(日本気象株式会社)
・「大雨危険度」ヤフー株式会社

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