大地震の一次災害と二次災害。どう違うの?どう備えるの?

画像:PIXTA

災害には、大きく分けて一次災害と二次災害があります。地震災害においても、地震の揺れによって生じる一次災害と発生してから派生してもたらされる二次災害があります。備えるポイントは一次災害と二次災害では異なります。この記事では、地震の一次災害と二次災害について説明し、それぞれの備え方について紹介します。

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地震による一次災害とは

地震による一次災害とは、地震の揺れが直接の原因で発生する災害です。
地震の一次災害として以下のようなものがあります。

・建物の倒壊や家具などの転倒や落下
・土砂災害
・地面の液状化

一次災害の規模は震度に比例して大きくなります。震度5以上になると大きな被害を受けるリスクが高まってきます。
以下に、震度5以上の揺れと予想される被害をまとめました。

以上のような被害が地震による一次災害です。

これに対してどのように備えたらいいのか見ていきましょう。

一次災害で注意すべきポイントと必要な備え

一次災害は、地震発生と同時かその直後に見舞われる可能性が高いです。そのため、地震発生時にどれだけ早く行動できるかで命を守れるかどうかが変わってきます。

揺れを感じたらクッションで頭を覆う、頑丈な机の下に隠れるなどの頭を守るための安全行動を行います。揺れが収まったら火の元の安全確認を行い、靴やスリッパを履いて足元の安全を確保してください。

屋外にいるときは頭上を確認し、看板やガラスなどの落下物から頭を守り、倒壊する可能性がある建物や看板、自動販売機、ブロックから離れます。土砂災害の可能性もあるので、山や崖からも離れましょう。また、一次災害は、家具や家電の固定、住まいの耐震化などの事前対策によって被害の軽減ができます。

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