ガス・電気無しで!温かいご飯を食べられるか2通りでトライ

温かい食事をとるとホッとしますよね。それは非常時でも同じ。むしろ非常時のほうが温かい食事で緊張がやわらぐかもしれません。しかし、もしガスや電気が使えない状況だったとしたら、どうすれば温かいご飯が食べられるでしょうか。今回は、レトルト食品を使って非常時にもできる2つの方法を試して比較してみます。

2つの方法とは、レトルト食品などを温める専用グッズの「モーリアンヒートパック」を使うやり方と、「使い捨てカイロ」を使うやり方です。2つの方法で1食分としてレトルトのパックご飯など同じ3品を温めてみました。

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モーリアンヒートパックで温める

災害への備えとしても昔から人気で、キャンプなどでもよく使われるモーリアンヒートパック。繰り返し使える加熱袋と、使い切りの発熱材がセットになっています。
加熱袋に発熱材を入れ、その上に温めたい食品を入れます。そこに少量の水を加えると水と発熱材が反応して水蒸気が発生し、中に入れた食品が加熱されます。15~20分ほどで温まるそうです。

今回はLサイズのモーリアンヒートパックを用意しました。これは、200gのレトルトパウチ1つ・パックご飯1つ・缶飲料1本が一度に温められるサイズです。これからこの3点を温めてみようと思います。

チャック付きの加熱袋を開き、袋のマチを広げて平らなところに置きます。発熱材の入ったアルミ袋を切り口に沿って開封し、発熱材を加熱袋の底に入れます。

加熱袋が倒れないようにバランスに注意して、発熱材の上に加熱したい食品を置きます。

発熱材が入っていたアルミ袋の内側の線まで水を入れて計量し、加熱袋に注ぎ入れます。使う水は飲料水でも良いですし、雨水や川の水・池の水でもOK。ただし海水は使えません。

すぐに加熱が始まるので、やけどに注意しながら加熱袋のチャックを閉じて、食品が温まるまで待ちます。

目安の20分がたってもまだ少し蒸気穴から蒸気が出ていましたが、ここでミトンを着けながら、中に入れた食品を取り出しました。

食品が常温の状態から加熱を開始し、加熱が終わったころにはご飯が72℃、レトルトカレーが73℃、缶コーヒーが75℃まで温まっていました。ご飯とカレーは熱すぎないちょうど良い温度に。缶コーヒーは持てないくらいの熱さまで温まっていました。

火を使わないから危険も少なく、短時間でしっかり食品を温められるのが良いですね。
ちなみに、Lサイズの加熱袋1枚と発熱材5つのセットを、ネットショップを使って1180円で購入しました。

家族の人数×3食×一週間分を用意しようとするなら、かなりの量を用意しなくてはいけません。例えば、パックご飯だけ温めることにしようとか、夕食だけは温かい食事をとれるようにしようなど、使い方をある程度限定しても良いかもしれませんね。

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