雪で家屋や樹木が崩壊する!雪圧害に備えるポイント

雪圧害は事前の備えや対策が必要

家屋の基本的な雪圧害対策は、「耐える(耐雪型住宅)」、「落とす(落雪型住宅)」、「解かす(融雪型住宅)」の3つです。それぞれリフォームや工事などが必要ですが、雪の多い地域では、自治体が工事費用の一部を助成しているところもあります。雪おろしの際の事故が多いこと、また雪おろしは重労働で時間も取られるので、コストはかかるものの、対策としてはかなり有効です。

個人でできる雪圧対策としては、屋根やビニールハウスの雪おろしです。雪おろしのタイミングや判断は、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)のサイトにある「雪おろシグナル」の閲覧がおすすめです。

画像引用:国立研究開発法人防災科学技術研究所「雪おろシグナル」
https://www.bosai.go.jp/activity_general/column/img/yukifug_qr.jpg

雪おろシグナルは、積雪の高さだけではわからない積雪荷重を知ることができます。積雪時は定期的にチェックし、家屋など建造物の倒壊を防ぐ雪おろしのタイミングの判断に役立てましょう。

雪おろしの目安となるのは、積雪深が1m以上の黄色、オレンジ、赤、紫エリアです。赤色になると建物損壊が見られる積雪重量なので、黄色やオレンジのうちに雪おろしを行う必要があります。

雪おろシグナルは対応していないエリアもあるので注意してください。2022年12月時点で対応している地域は「秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、北海道、青森県、福島県」です。

そのほか、気象庁が発表している気象情報の「今後の雪」でも現在の積雪深がわかります。気象情報や天気予報などを細かくチェックし、雪おろしを行う際には十分注意して行いましょう。

〈執筆者プロフィル〉
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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