黄砂は災害!?黄砂のメカニズムと私たちの生活に与える影響

中国では砂塵嵐という気象災害の1つ

黄砂は、中国においては砂塵嵐(さじんあらし)という気象災害の一種です。
大きな砂塵嵐が発生すると視界は極端に悪くなり、突風によって家屋や電柱、樹木の倒壊、線路や耕地・果樹園の埋没など深刻な被害をもたらします。

黄砂の健康への被害についても明らかになっており、中国のニュースサイト・新生網によると、空気中の砂塵の増加によって心筋梗塞、心血管疾患、高血圧、脳卒中などが増えているという報告もありました。

黄砂被害が大きい韓国においても黄砂と健康被害に関係があるという調査結果が出ており、深刻な健康問題を引き起こす原因として捉えられています。

スモッグやPM2.5と黄砂の違い

黄砂と似た現象にPM2.5があります。PM2.5とは空気中に浮遊している細かい粒子(2.5μm以下)のことで、粒子の大きさが約4.0μmの黄砂に比べると少し小さめです。
PM2.5の起源はボイラー、コークス炉、鉱山の堆積場などの粉じんを発生する施設をはじめ、自動車、船舶、航空機の排気ガスなどさまざまです。ほかにも火山、土壌、海洋など自然起源のPM2.5もあります。

また、PM2.5は中国などから飛んでくるものもあれば、日本国内で発生しているものもあります。粒子が非常に小さいことから、肺の奥に入りやすく呼吸器や循環器への影響が懸念されています。

黄砂と混同されやすい現象として、スモッグがあります。スモッグとは、高濃度の汚染物質によって視界が悪くなる状態です。スモッグを構成するのは大気中を浮遊している細かい粒子や、オゾン、アルデヒドなどです。PM2.5もスモッグを構成する1つの要素になります。
ちなみにスモッグは4月から10月に多く発生します。夏に空がかすんでいる場合は黄砂ではなく、スモッグの可能性が高いです。

黄砂も、PM2.5も、スモッグも発生すると、もやがかかり、健康に影響を与える点は共通しています。

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