調理の手間を減らし、被災時にも役立つ「ポリ袋調理」
主菜にも副菜にも使える便利食材の卵。食卓やお弁当の彩りとしても欠かせないですよね。
しかし、調理に使う際は卵を溶くためだけにボウルや菜箸が必要だったり、火加減に注意しなければいけなかったりと、意外と面倒な点も。
そこで本記事では洗い物や切る作業を含め、調理の手間を減らし、被災時にも役立つ「ポリ袋調理」が可能な卵料理レシピを3つご紹介します。
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ポリ袋調理とは?
ポリ袋調理とは、食材や調味料をポリ袋に入れて、その袋のまま混ぜたり湯煎したりして仕上げる調理方法のことです。
ただし、いわゆるビニール袋なら何でもOKというわけではありません。基本的には耐熱性の「高密度ポリエチレン(HDPE)」製で、厚みが0.01mm以上あるもの(「食品用」「食品の保存用」「キッチン用」といった表記のある商品)を選ぶようにしてください。
また、ポリプロピレン製の袋も湯煎での利用が可能です(今回、ポテトチップスの袋をそのまま湯煎に使用するレシピをご紹介しますが、その袋の素材もポリプロピレン製です)。
ポリ袋調理は、必ず耐熱皿の上に置き、中火以下で!
加えて、ポリ袋で湯煎をする際には注意点があります。
まずは、鍋肌や鍋底にポリ袋が触れないようにするため、必ず鍋底に耐熱皿(陶器や耐熱ガラス製のもの)を敷いてからポリ袋を乗せて加熱すること。
あまり火が強いとボコボコと大きな音が出たり、水が跳ねやすくなったりするので湯煎は中火以下で行うようにしてくださいね。
なるべく空気が入らないよう口を結ぶ
また、空気がなるべく入らないように袋を結ぶことも大事です。
内部に空気があると、お湯から浮いてしまい火がとおりにくくなります。また、加熱を続けていると空気が膨張して袋がはじける恐れもあります。
パスタや煮物など、ポリ袋で作れる料理については以下の記事でも紹介していますのであわせてご覧ください。
◎防災にも時短にも大活躍!ポリ袋調理の簡単レシピ
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/989
◎パスタもポリ袋調理で!洗い物軽減の楽ちんレシピ3選
https://www.bosai.yomiuri.co.jp/article/6217
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