住民の協力で早期に救助!重み増す自主防災組織の役割

写真説明:訓練で災害時の対応について話し合う酒田市職員と地元住民ら(2023年7月13日、酒田市下黒川で)

重なる風水害 山形県の復旧と課題(下)

大雨などが引き金となって、山や崖が崩れたり、水と土砂が混じった土石流が襲ったりする土砂災害。2022年8月の大雨では、人的被害はなかったものの、置賜地域の17か所で土砂災害が起き、砂防ダムの施設などが被害を受けた。

直接の原因は大雨ではなかったが、鶴岡市西目では2022年12月31日未明に土砂崩れが発生し、直後は暗闇の中で明かりを照らして救助活動が展開された。

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酒田市は自主防災会が「先導役」

こうした近年頻発する自然災害を受け、隣接する酒田市は2023年2月、消防や警察、自衛隊などに加え、自主防災会などに「先導役」の役割を果たしてもらう災害対応の計画案を策定した。

市の那須欣男(よしお)危機管理監は、「山あいの集落など、消防隊員が市内全域の土地鑑があるわけではない。被災家屋に住む家族の構成や健康状態など、地元住民でなければ分からない情報が、救助活動では必要となる」と狙いを語る。

地元住民を巻き込んだ災害対応計画案

計画案は、▽土砂崩れの発生から消防の到着まで▽消防の到着後、自衛隊の到着まで▽自衛隊の到着後――の三つの時系列に分け、それぞれの任務を明確にした。このうち、自主防災会など地元住民は、被災者の把握や避難所の開設・運営、避難者のケアに当たる、とされた。

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