日田彦山線でBRT開業。17年豪雨で被災、鉄道から転換 九州初㊤

写真説明:園児らに見送られ、添田駅を出発するBRTのバス(左)。同じホームでバスと列車の対面乗り換えができる(2023年8月28日午前9時40分、福岡県添田町で)

被災した鉄道の転換は全国3例目

福岡県添田駅―大分県日田駅40km

2017年7月の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部など約40km(福岡県添田町・添田駅―大分県日田市・日田駅)で2023年8月28日、バス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」の運行が始まった。JR九州が線路跡に整備した専用道(約14km)と一般道をバスが走り、同区間を約1時間30分で結ぶ。鉄道がBRTに転換するのは九州では初めてで、国土交通省によると、被災した鉄道がBRTに替わるのは東日本大震災で被害を受けたJR気仙沼線の一部などに続き全国で3例目。

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JR九州が提案

日田彦山線は北九州市小倉南区の城野駅と大分県日田市の夜明駅間(延長68・7km)を結んでおり、九州北部豪雨では添田―夜明間約29kmで63か所が被災してこの区間が不通となった。

沿線自治体は鉄道での復旧を要請したが、2016年に完全民営化したJR九州は復旧の条件として、自治体に年間1億6000万円の運行支援を求めた。同社はBRTへの転換も提案し、自治体側は最終的に「一日も早く地域の足を復旧させたい」などとして、BRT導入を受け入れた。

■JR日田彦山線とBRTが導入される区間

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