日田彦山線でBRT開業。17年豪雨で被災、鉄道から転換 九州初㊦

写真説明:BRTと列車の乗り換え地点となる添田駅。同じホームでバス(左)と列車の対面乗り換えができる(2023年8月28日午前、福岡県添田町で)

BRTと列車を乗り換え

2017年7月の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の一部など約40km(福岡県添田町・添田駅―大分県日田市・日田駅)で2023年8月、バス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」の運行が始まった。

BRTと列車の乗り換え地点となる添田駅のホームには午前6時17分頃、BRTの同駅への最初の到着便が彦山(添田町)から着き、3人が降り立った。
福岡県豊前市の手島徳和さん(51)は「運行開始を待っていた」と笑顔。日田市への旅行を計画しており、同駅からのBRTの最初の出発便で日田に向かった。
対面乗り換えもできるようになった添田駅のホームでは、午前9時40分発日田行きのBRT出発に合わせ、町が歓迎セレモニーを開催。地元住民や園児らが小旗を振るなどし発車を見送った。

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地域住民に親しまれる路線に

日田駅では午前6時、日田発添田行きの始発便に14人が乗り込んだ。福岡市東区の会社員、川原弘則さん(62)は日田市出身。「鉄路を残してもらいたいという気持ちはあったが、やむを得ないとも思う。運行本数が増えたのは良かった。地域住民に親しまれる路線に育ってほしい」と話していた。

沿線では通学や通院などに加え、観光への期待も大きいが、利用者が少なければ減便につながりかねない。福岡大の辰巳浩教授(交通計画)は「JRは需要に合ったダイヤや運賃の設定、自治体は停留所周辺のまちづくりに取り組み、住民も維持に向け協力することが大切だ」と指摘している。

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