3D都市モデルで水害避難を仮想体験!熊本県玉名市の全国初の試みとは

写真=VRで河川の氾濫を想定した避難を疑似体験する参加者

川の水位や避難所情報も一元化

熊本県玉名市は、都市空間を3次元の地図で再現した「3D都市モデル」を活用した防災活動に力を入れている。仮想現実(VR)で水害時の避難を疑似体験できるシステムを開発し、菊池川流域の情報や避難所などを一元化した3D防災マップも作成した。担当者は「現実に近い体験を通じて防災意識の向上につながってほしい」と活用を呼びかけている。

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市民が疑似訓練

システムは「3D避難シミュレーションVR」。玉名市役所で2023年9月にあった災害時の危機管理について学ぶイベントで、ブースを設け、市民らが体験した。
専用のゴーグルを付けると、同市松木地区の住宅街が目の前に広がった。建物だけでなく、道路や地区を流れる繁根木川まで3Dで再現されている。
大雨で避難指示が出て、堤防が壊れたとの想定。自宅から約1・5km先の避難所まで、道を誤らずに安全に避難する疑似訓練だ。

普段歩く道が…

避難所までにはいくつかの分岐点があり、どちらに進むかを選択しなければならない。例えば、「破堤した水流と反対方向に進む」を選ぶと、逃げ遅れたとなって濁流に襲われてしまう。「水流に近いが最短を進む」だと避難所に近づくことができる。体験した子どもたちは「ここよく歩く道だ」「怖い」などと声を上げた。

写真説明:VRの映像上に2択の経路が表示される(玉名市提供)

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