ため池の決壊防止で群馬県が防災拠点!点検や管理指導

説明:耐震化工事が続いている群馬県藤岡市内の「防災重点ため池」(2021年12月)=群馬県西部農業事務所提供

2022年4月に「ため池サポートセンターぐんま」開設

ため池の決壊被害を防ぐため、群馬県は「ため池サポートセンターぐんま」を2022年4月に開設した。豪雨や地震で池が決壊すると住宅や公共施設に大きな被害を及ぼすが、農業従事者の高齢化などで池の維持管理が難しくなっている。同センターでは「防災重点ため池」の点検や管理の指導など担うほか、専門家が巡回して維持管理の支援にあたる。

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490か所中194か所は決壊すれば被害の恐れ

同センターによると、県内には農業用ため池が約490か所ある。県はこのうちの194か所について、決壊時に人的被害が出る危険性があるとして「防災重点ため池」に指定し、堤防の補強などの防災対策を優先的に行っている。

説明:群馬県内の「防災重点ため池」分布図(群馬県農村整備課提供)

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