ライフラインが止まっても…電気・水を自給可能な移動式避難所誕生!

写真説明:ソーラー発電と浄水装置を備えた移動式トレーラー型避難所「WHOLE EARTH CUBE」(北良提供)

岩手の北良が開発した「WHOLE EARTH CUBE」

岩手県北上市の医療用ガス販売「北良」は、災害時に電気や水道などのインフラが止まっても、被災者が長期避難できる移動式トレーラー型避難所「WHOLE EARTH CUBE」を開発した。2022年10月に千葉市で行われた国内最大級の最先端技術の展示会「シーテック2022」で、パートナーズ部門のグランプリを受賞。笠井健社長は「東北から発信したものが広く世の中に受け止められた」と喜ぶ。

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開発のきっかけ

同避難所は、人工呼吸器や酸素濃縮器などを必要とする在宅医療患者が、災害時に停電や断水が起きても安全に避難生活が続けられるように設計された。東日本大震災後、停電で人工呼吸器が使えず、熊本地震では衛生的な水が不足して避難所で感染症が広まったことなどから、「自給自足でエネルギーを賄える避難所を作ろう」と長年、改良を重ねてきた。

自給自足を可能にする仕組み

電気は主に太陽光パネルと蓄電池で供給し、足りない場合は発電機が自動で稼働する仕組み。生活用水は、東京都のベンチャー企業「WOTA」が開発した濾過(ろか)システムを使い、雨水をトイレやシャワー、洗濯に利用する。汚水も浄化し、98%を再利用できるという。

写真説明:「WHOLE EARTH CUBE」に採用されたWOTAの水濾過システムを紹介する展示(北良の提供写真から)

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