災害時の避難を意識!「防災ウォーキング」で体力アップ&経路確認

写真説明:「防災ウォーキング講座」で参加者を指導する佐野美由紀さん(右)(2023年3月、兵庫県芦屋市で)

背筋伸ばし、胸と腰の高さ変えずに

災害時の避難を意識しながら、姿勢良く軽快に歩く「防災ウォーキング」に取り組む動きが広がっている。体力アップと避難場所への経路確認になり一石二鳥だ。

こちらの記事もおすすめ!→意外な発見続々!防災マップ持参で避難所まで歩いた

「楽に歩ける」と好評

2023年3月下旬、兵庫県芦屋市の市民センターで「防災ウォーキング講座」が開かれた。「頭からお尻までのセンターラインを意識して水平に移動しましょう!」。講師の指導で参加者は背筋を伸ばし、胸と腰の高さを変えないように一定のリズムで歩みを進めた。約3㎏の防災リュックを背負った歩き方を学んだ女性は「楽に歩け、自信がついた」と喜ぶ。

社交ダンスの歩行法がヒント

講師を務めた佐野雅俊さん、美由紀さん夫妻は、社交ダンス教室を主宰している。自分たちが徒歩移動する際に、スマートフォンの地図アプリの予想より早く目的地に到着していることに気がつき、「社交ダンスの歩行法が素早い避難に生かせるのでは」と1年前から同講座を始めて30回を数える。

繰り返し受講している女性は、買い物袋を手に自宅から1・3km先のスーパーを往復したり最寄りの避難所を訪ねたりしている。「自然と手足が動き、省エネで速く歩けます」(雅俊さん)。

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS