(警視庁提供)
公式ツイッターから…「疲れにくい背負い方」
警視庁災害対策課のツイッター(@MPD_bousai)から、災害時に役立つ豆知識を紹介します。今回は、救助などの際の「疲れにくい背負い方」です。
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手首をつかんでバランス保つ
山岳救助などで活用する「疲れにくい背負い方」についてご紹介します。通常、傷病人を背負うときは、両手で太ももあたりを抱えますが、その手を太ももの内側まで回し入れ、肩の上から下げた傷病人の手首をつかんで背負うだけでバランスが保たれ、安定して背負うことができます。ぜひ、軽さをお試しください。
写真説明:背中にのせた人の太ももあたりを抱える背負い方(上)自分の腕を背中の人の膝の裏に通し、手首をつかむ(下)=いずれも警視庁提供
〈記者から〉
投稿したのは、特殊救助隊員としての経験も持つ男性警察官。冠水現場の救助などで実践するといいます。災害時に一般の人が、高齢者や、けがをして歩けない人などを背負って避難所に行く場合などに役立ちそうです。「安定するので、軽く感じる」といい、太ももあたりを抱える背負い方より疲れにくいそうです。
注意したいのは、手首を強く引っ張らないこと。背負った時に、「痛いところはないですか?」などと声をかけることも重要です。
(読売新聞 2023年5月17日掲載)
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