電気、ガスが使えなくてもできる「サバメシ」

写真説明:材料の入ったポリ袋にパスタを入れる橘記者(右)と、名古屋文理大短期大学部の日比野教授(名古屋市西区で)

記者が旬の話題やテーマに挑戦する新たな企画を始めます。初回は橘薫記者の「サバメシ」。サバを使ったご飯に限りませんよ。

備えを「サバイバルメシ」で!

梅雨入りが近づき、豪雨や台風など災害の多い時期がやってきます。この地方では南海トラフ巨大地震の発生も心配です。入社から5年、様々な災害取材を通して、日頃の備えの大切さを感じてきました。

 

中でも気になるのは食事。乾パンやアルファ米など定番の非常食が頭に浮かびますが、今は電気やガスなどが使えなくても、家にある食材で手軽に調理できて栄養も取れる「サバイバルメシ=サバメシ」が注目されているそうです。早速作ってみました。

主菜・副菜・デザート計10品を調理

今回は名古屋文理大学短期大学部と名古屋市西区役所が共同で作ったものから主菜、副菜、デザートの計10品をバランスを考えて選びました。サバメシでは、自宅にカセットコンロを常備しておくことが前提となります。

基本的な作り方は、ポリ袋に材料と調味料を入れて湯煎で加熱。え、これだけ? ポイントは

① 缶詰は汁ごと入れる。

② ポリ袋に材料を入れた後は空気を抜き、上の方でしっかりと口を結ぶこと。

 

主菜からデザートまで本当にこんな簡単な工程で作れるのかなあ……。

 

不安を感じつつ、キッチン用ポリ袋を用意して、調理を開始。大きな鍋なら、何品かを同時に湯煎できます。炊き込みご飯、ひじきの煮物、小倉ういろうを同時に作ろうと、炊き込みご飯のための焼き鳥缶、米、梅干し、水などそれぞれの材料を入れた三つの袋を沸騰したお湯の中へ入れ、タイマーをセット。ご飯は約25分、ひじきは約20分、ういろうは10分ほど加熱し、取り出しました。

3品同時調理も成功!

するとどうでしょう。袋を開けると、とても良い香りの湯気が立ちのぼってきました! 試食すると、特に炊き込みご飯はおいしく、焼き鳥缶の甘いたれがご飯全体に行き渡り、一粒入れた梅も酸味のアクセントとして利いています。

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