【京都大防災研から】防災情報、災害時に活用するための注意点は?

「達人の備え」今回のテーマは「防災アプリ」です

このコーナーでは、京都大防災研究所の研究者が減災のヒントを伝えます。今回は、広井慧准教授(情報工学)です

こちらの記事もおすすめ!→ARで水害を疑似体験できるスマホ防災アプリ3選

通知を受け取る災害の種類や対象地域を確認!

最近ではスマートフォンで使える防災アプリが登場し、手軽に防災情報を受け取ることができます。便利になった反面、災害時に上手に活用するためには、注意しておかなければならないことがいくつかあります。

現在の通知設定は?

一つ目は、使っている防災アプリからどのような情報が得られるかについてです。アプリには、通知の対象となる災害の種類や、災害が想定される対象地域が限定されているものがあります。アプリ自体の使い方に慣れておくことも大切なので、現在の通知設定がどうなっているか、一度確認してみてください。

通信障害に備え他の手段も確保して

二つ目は、災害の状況によっては、防災アプリが使えなくなるということです。大きな地震や水害の際には通信障害が発生し、アプリからの通知が届かないことがあります。アプリ以外にも、テレビやラジオなどの手段を確保しておくことや、限られた情報のみから避難行動を判断する心の準備が、身を守る上で大切になります。

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS