写真説明:ペットの熱中症対策には喉元を水でぬらしたタオルで冷やすとよい(警視庁提供)
警視庁災害対策課のX(旧ツイッター、@MPD_bousai)から、災害時に役立つマメ知識を紹介します。今回は、ペットの熱中症対策です。
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公式X(旧ツイッター)から…ペットの熱中症対策
体温を調整するのが苦手な犬や猫
人間だけでなく、ペットも熱中症になります。犬や猫は体温を調整する力が弱く、暑さや高い湿度が苦手です。高温になる自動車内などは特に注意してください。また、室内飼いでも、〈1〉エアコンで室温を調整する〈2〉扇風機で空気を循環させる〈3〉飲み水を多めに置くなど、熱中症対策を忘れずに。
写真説明:脚の付け根の内側なども冷やす(警視庁提供)
〈記者から〉
荒い呼吸や、大量のよだれ、目や歯茎の充血などが、熱中症のサインという。さらにひどくなると、下痢や嘔吐(おうと)、けいれんなどの症状が出るので注意しましょう。
熱中症の疑いがある場合は、風通しが良く、涼しい日陰に横たわらせます。水でぬらしたり、保冷剤を巻いたりしたタオルで冷やします。太い血管がある喉元や脚の付け根の内側などを冷やすと効果的です。警備犬も、暑い日は保冷用具を使用して、体を冷やしながら現場活動を行っているそうです。
(読売新聞 2023年8月11日掲載)
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