写真説明:手ぬぐいの両端を袋の持ち手に通す(警視庁提供)
警視庁災害対策課のX(旧ツイッター、@MPD_bousai)から、災害時に役立つマメ知識を紹介します。今回は、手ぬぐいを使って手や指を痛めずに重い物を運ぶ方法です。
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公式X(旧ツイッター)から…手ぬぐいを活用した荷物の運び方
東日本大震災の実体験をもとに考案
私は福島県警察から警視庁に研修に来ています。16歳の時に福島県で東日本大震災により被災。配給される水などを手提げ袋に入れて、連日持ち帰っていましたが、重さで手提げ部分が手や指に食い込み激しい痛みが。そこで災害時の実体験を基に、手ぬぐいを活用した荷物の運び方を考えてみました。お試しを。
写真説明:手ぬぐいの中央を手首に当てて巻き、握り込むようにして持つ(警視庁提供)
写真説明:手ぬぐいの両端を袋の持ち手に通す(同上)
〈記者から〉
手ぬぐいは、縦約34cm、横約90cmのものを使用。縦に2回折り、手ぬぐいの中心を手首の外側に当てるように巻きます。ポリ袋の持ち手に手ぬぐいの両端を通し、折り返して手のひらで握り込んで持ち上げます。手や指にかかる圧力が、手ぬぐいで分散できるそうです。
災害時だけでなく、買い物袋の持ち運びにも使えます。手ぬぐいは、汗ふきや有事の際には、止血などにも使うことができます。普段からバッグの中に入れておくと便利ですね。
(読売新聞 2023年10月16日掲載)
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