【京大防災研から】「危険渓流」をチェックしよう!

写真説明:台風接近の影響で長野県南木曽(なぎそ)町の梨子(なし)沢で発生した土石流で破壊された上流の砂防ダム(2014年7月撮影)

「達人の備え」今回のテーマは「土石流から身を守る」です

このコーナーでは、京都大防災研究所の研究者が減災のヒントを伝えます。今回は、中谷加奈教授(砂防学)です。

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普段は水が流れていない「危険渓流」も

豪雨の多発により土石流の発生も増えています。発生リスクが高い場所については都道府県が土砂災害警戒区域などに指定していますが、実際にどんな場所なのか足を運んだ人は少ないかもしれません。
普段は水が流れていない小さな谷や沢が、土石流発生のリスクがある「危険渓流」とされるケースがあります。

住宅地に谷の出口…目に留まりにくい

降雨時は渓流を水が流れ、住宅地では谷の出口から側溝や地下水路に流れ込む場合がほとんどです。住民の目に留まりにくいため、危機意識の向上につながりにくい側面があります。
通常の雨では側溝や地下水路が十分に機能しますが、いったん土石流が起こると、あふれた水や土砂などが建物や道路に甚大な被害を及ぼす場合があります。山裾の住民はハザードマップで警戒区域を知るだけでなく、危険渓流や谷出口の場所まで確認しておくことが、重要な防災行動になります。

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